ポテトチップス・ラブ

ポテトチップスについてのブログです

 フレーバーオーディション2016開催中!

昨年に引き続き、カルビーで「フレーバーオーディション2016」が開催されています!
cp.calbee-nextpro.jp

昨年はなんと46万件も応募があったというこの企画。
受賞作は既に発売されていて、選ばれたのは「ツナコーンカレー味」「ゴママヨぽん味」「サワクリ&ホタテ味」の3種類でした。
ここのところ、飛び道具的なフレーバーが話題になることが多いポテトチップス界ですが、この3種類のラインナップからはカルビーの本気が伝わってくる気がします。どれも「今までなかった」味かつ、タイトルをみただけで「あっおいしそう!」ってなる。
私は「サワクリ&ホタテ味」だけ見逃してしまったようで食べてないのですが、残りの2つはおいしかった!
特にツナコーンカレー味は、何で今までなかったんだろう、というくらいのしっくり加減でした。

今回、応募に際して選ぶことのできる素材はなんと100種類!
出来上がる画像もかわいいので、食べてみたい味をどんどん応募してみてはいかがでしょうか!
いろんな人の「これ絶対おいしい」を見てみたいです。

そしてもちろん私も早速応募しました。
素材のリストを見ながらいろいろ考えていて、閃いたのがこちら!


私の人生ベストフレーバーといえばカルビーの名作「北海道バターしょうゆ味」なのですが、同じくらい好きなのがポテトチップスの定番中のド定番「のりしお味」です。
この2つが合わさったら……それはもう人生ベストの組み合わせになるかもしれません。
海苔とバター、バターとしょうゆ、しょうゆと海苔。すべての相性が完璧です。つまり「海苔バターしょうゆ味」は三味一体……。
むしろ何でいままでなかったのか不思議なくらいです。
賞金もあるみたいなので狭き門ですけど、出たら箱買いしますのでどうかよろしくお願いします…!食べたい!

 「期間限定 極旨ほたてバター味」などカルビーバター系3種


最近も新作は食品再現系ブームが続いていて、これ!というものがあまりなかったのですが、今年最初にこれ!と思ったポテトチップスはこの「極旨ほたてバター味」です。カルビーで「極旨」とかついてるときはだいたいおいしい。
まずあけた瞬間にすごくほたてです。開拓おかきをあけた瞬間のような磯具合です。カルビーのバター系は甘いバター味のことも多いのですが、これは塩分入った方のバター味です。
それはたぶんちょっぴり足された醤油の風味にもあるんだと思う。
自分はバター醤油主義なので、これは大変好みの味でした。
かなり味が濃いので、65gという容量もちょうどよかったです!

ちなみに甘いほうのバター味がお好みの方には、今でているポテリッチシリーズの「厳選 コーンバター味」がおすすめです。
こちらはスウィートコーンの味が強く、バター風味もまろやかで甘みの方を強く感じるポテトチップスでした。
個人的には、コーンバターにも醤油をかけたい派なので少し物足りなかったのですが、カルビーの人気作、しあわせバタ~系が好きな方はこれも好きなんじゃないかな? と思います。

そして冬になると時折わたしのエバーグリーン「北海道バターしょうゆ味」が、通常の北海道限定ではなく、全国展開されることがありますので、こちらも見かけ次第確保しています。
以上、最近食べたバター系3作品でした!

パルシステムのポテトチップスがおいしい

最初に書いておくと私はパルシステムに入っていない。入ってないんだけど、私がポテトチップス狂いであることを知っている友だち(優しい)が注文してくれたパルシステムのポテトチップスがとてもおいしかったので、そのことをお伝えしたくブログを書いております。
まずは期間限定と書いてあるこれ。

北海道のおいもがおいしい超厚切りポテトチップス


超厚切り、といえば思い浮かべるのは、厚切り派のアイドル、ヤマヨシの2.0倍シリーズですが、なんとこのの超厚切り、製造が山芳製菓なんですよ!
しばらく2.0倍出てないし、通販のラインナップからもなくなってしまって、さびしいなーと思っていたところに感動の再会です。やっと会えたね…!
そしてやはりこの食べ応えのある厚切りは格別です。たぶん2.0倍の塩味と同じだと思いますが、こころなしかこちらの方が若干塩味控えめのような気もしないでもない。食べ比べたいので2.0倍また出してくれないかな…。

そしてもうひとつが定番商品ぽいこちら。

パルシステム ポテトチップス


ポテトのキャラクターがかわいいこちらの商品はなんと! 製造があの菊水堂(
できたてポテトチップの菊水堂)です。
菊水堂は「できたてポテトチップ」のネット販売で有名な会社。昨年春頃にマツコデラックスさんが出ている番組で紹介された際には一時入手困難になったりもしていました。
ネット販売以外にも、ナチュラルローソンなどで取り扱いはあるのですが、出会えるタイミングというのはなかなか少なく、私は一度しか店頭で見たことがありません。
しかしパルシステムでは定期的に購入することができるんですね…。しかも味も「しお、のり、コンソメ、うま塩チキン」と4種類もあるようです。*1
菊水堂の「できたてポテトチップス」は、ごく薄切り、ごく薄味の「油でカラッと揚げた」感のある、いわば手作りっぽいなと感じるポテトチップスです。イメージはハンバーガー店でつけあわせとして出てきそうなポテトチップスでしょうか。
そして、パルシステムをやっている友だちにもらったこのコンソメ味は、「できたて」とほぼ同じ印象(油分は控えめな気がする)のチップスに、とても優しい和風コンソメ味がのっています。イメージとしては、はるか子どもの頃にお母さんが作ってくれたポテトチップス(作ってもらったことありませんが)という雰囲気でした。とてもおいしいです。


こんなレアかつ確実においしいことがわかっているポテトチップスを購入できるパルシステムがうらやましい!
超厚切りは友だちがおかわり注文してくれたそうなので楽しみに待っています(ありがとう)。

2015年のポテトチップス・ニュース

今年はあまり個別の感想をかけなかったので、個人的に今年印象的だったニュースを挙げてみたいと思います。

コイケヤ

  • カラムーチョ30周年企画

昨年9月に発売30周年を迎えたカラムーチョ関連の新商品が今年もたくさん発売されました。
中でも話題になったのは「にんにくナシナシ」カラムーチョでしょうか。通常版と食べ比べる「利きムーチョ」も楽しかったです。

開店記念に限定発売された「今金男しゃく」を使用したのり塩ポテトチップスは、個人的には今年1番おいしかったポテトチップスだと思います。使用している芋が変わるだけでこんなに違うんだということに気付けたのも楽しかった。
芋違いではないけど、やはりできたてはおいしい!ということで、工場直送のうす塩味も出来上がるタイミングごとに注文を受け付けているので試してみてはいかがでしょうか。ふりかけて食べる用の鰹節がついていたりするサービスも嬉しいです(これがなかなか合う)。

ヤマヨシ

昨年、わさび抜きわさビーフが話題になったヤマヨシですが、今年はTV番組で紹介されたことをきっかけに「臭い」と話題になった「キャビア味」が印象的でした。
とはいえ原材料にキャビアを使用しているわけではなく、あくまでもヤマヨシが得意な「再現系」です。
そもそも私はキャビアなんて、たぶんカケラくらいしか食べたことがなく、それももしかしたらとんぶりだったかも? というくらいなので、その再現度については何とも言えませんが、生臭いフレーバーが確かに癖になる感じではあったけど1回でいいかな!とも思いました。
ただ、ポテトチップス界に次々と話題を起こしてくれるヤマヨシは本当に愛すべき会社だなと思います!

カルビー

  • 社内コラボ

安定したクオリティの新商品を次々と出し続けるカルビーで印象的だったのは、これまでの人気フレーバーである「コンソメWパンチ」や「しあわせバター」味を、同社の人気ラインのひとつであるじゃがビーシリーズでも出したりという、社内コラボが活発だったことだと思います。
これまでもバター醤油味など共通したフレーバーを使っていた商品はあるのですが、フレーバーのタイトルロゴまでお揃いにしたコラボはなかった気がする。
こういうのは楽しいのでもっとやって欲しいです!

来年こそはもうちょっと個別感想をまめにつけるのが目標。
ポテトチップス・ラブ…!

カット法で広がるポテトチップスの魅力

「じゃがいもを薄切りにして油で揚げ、味付けをしたスナック菓子」ことポテトチップスは、誕生から100年以上といわれるその長い歴史を経て、現代ではそのカット法、揚げ方などにもさまざまな工夫が凝らされるようになりました。

日本のポテトチップス界で定番商品として販売されているカットは主に「通常の薄切り」「ギザギザカット」「スティックタイプ」の3種類。そしてもうひとつ、カット法の違いではありませんが、揚げ方が異なるタイプとして「釜揚げポテトチップス」があり、この4種類が日本のポテトチップスの「定番」といえると思います。

チップスターやオーザック、プリングルスなどの「成型ポテトチップス」(一度粉末状にしたじゃがいもを固めたもの)は今回は除外します。

カット法はどれが人気?

かねてから、この4種類では何が一番人気があるのかなということが気になっていたので、先日twitterのアンケート機能を使ってTLの方の意見をうかがってみました。

結果はこんな感じ。面白くてずっと見守っていたのですが、「普通のチップス(薄切りタイプ)」がずっと首位を走り、「釜揚げ」「ギザギザ」がだいたい同数で追い続け、スティックなどを含む「その他」はずっと最下位、というかしばらくは0でした。
個人的に、もっとも歴史が長くフレーバーも多い薄切りが1位であることには納得なんですが、釜揚げがギザギザと並ぶほどの人気だというのは少し意外でした。

各カット法の特徴

  • 薄切りタイプ

(例)カルビーポテトチップスシリーズ、コイケヤポテトチップスシリーズ、ヤマヨシわさビーフ、など

定番中の定番。表面が平らなので味の付き方がさっぱりしているため芋の味を感じやすいことと、パリパリとした食感が特徴。

  • ギザギザカット

(例)カルビーア・ラ・ポテト、ピザポテト、ポテリッチなど

ギザギザカットがいつから登場したのかは定かではありませんが、日本はもちろん海外ものにも多い定番カット。表面に溝があるため、味が絡みやすく、食べたときの食感がザクッとしているのが特徴です。
カルビーDeepo、コイケヤウェーブカットシリーズなど、そのギザギザ具合にもさまざまな工夫が凝らされた新作が出続けています。

  • 釜揚げ

(例)カルビー 堅あげポテト、コイケヤ 頑固あげポテト、KETTLEシリーズ(海外)など

通常のポテトチップスが高温短時間で揚げるのに対し、低温で時間をかけて揚げるポテトチップス。時間をかけて揚げることで、ゆっくり水分が抜けていくため、通常のポテトチップスよりも小さくなるとのこと。食感は堅く、低油分なのが特徴。

  • その他

(例)スティックタイプ…コイケヤ カラムーチョなど、厚切り…ヤマヨシ 厚さ2.0倍シリーズなど、その他ワッフルカットなど

スティックタイプにはいくつかあって、まずはカラムーチョなどの、じゃがいもをスティック状に切って揚げてあるもの。これは小さな1本1本に味が絡んでいることと、1本が小さいので数本まとめて口に入れることが多いため、食感がボリボリという感じになることが特徴。ベビースターを口に流し込んだときみたいな感じですね。また、もともとギザギザカットにしてあるものを、さらにスティック状にきった明治の旬じゃが系もあります。

厚切りは、まだ発展途上のジャンルといえるでしょう。ヤマヨシの分厚く歯ごたえのある厚切りに対し、明治のじゃがままはもう少し薄め。薄切りタイプ以上に表面が平らなので、個人的にはさっぱりした味でじゃがいもの風味を楽しむのがむいていると思いますが、中には味を濃く載せようとしてか、粉っぽいフレーバーのものもあります。
その他に、定番とはいえませんが、たまに登場するシリーズとしてコイケヤのワッフルカット(表面は編目)やカルビーの高級ブランド・グランカルビーのポテトクリスプ(表面はギザギザ)などがあります。これはどちらも薄切りの3倍の厚さと言われていて、食感はサックリした感じ。揚げ方が違うと思われるので、ギザギザとは別の系統だと思っています。

各カット法人気率の理由?

釜揚げがギザギザと張る人気であったのが意外だったのは、釜揚げは(日本においては)1998年の「堅あげポテト」発売以来、長らくカルビーの独壇場ともいえるジャンルだったからです。*1
後追い製品も最近までほとんどなく、それこそカラムーチョスティックタイプのような、ニッチな人気を掴んでいるタイプなのかと考えていました。また、スナック菓子、というよりおつまみに近い立ち位置でもあるように感じていたのですが、すっかり確実な人気を得ていたんですね…!
自分のTLは学生さんがあまりいない、大人の方が中心であることもこの結果に関係しているかもしれませんが、このように(日本では)比較的新しいタイプの製品が確実な人気を掴んでいくというのはポテトチップス界のファンとしてはとても熱い出来事です。
いやーポテトチップスって本当に、楽しいものですね…! ポテトチップスラブ!

*1:海外製品では定番でしたが輸入品を日本で購入する場合、製造から時間が経ってしまっているので、本来のおいしさを味わえない気がします

ポテトチップス界のメインキャラクター達

ポテトチップス好きの人にはきっとそれぞれ推しポテトチップスがあるのではないかと思います。でも、推しメーカーを決めるのはなかなか難しいのではないでしょうか?
なぜなら日本のポテトチップス界のメインキャラクターたちは皆それぞれ大変魅力的であり、むしろそれはひとつのグループのようなものだと思うのです。
そこで今回は私の偏見によるポテトチップス界のメインキャラクター紹介をしてみたいと思います。

カルビー

ポテトチップス界の王。チップスだけでなく、じゃがりこJagabeeなどカップタイプのポテトスナック市場を築き上げたまさにポテト王です。ラインナップは手堅いものが多いですが、近年では主にポテリッチシリーズを中心に食品再現系も多く出しています。
また、時折、クリスマスシーズンなどに飛び道具的なフレーバー*1を発売して若干滑るという愛嬌も持ち合わせつつ、しあわせバターなどのヒットも飛ばしてしまう完璧さ。
王者であることに甘んじず、地域限定商品や季節限定商品を充実させ、北海道限定のじゃがポックルや、グランカルビーなどの高級路線でも高クオリティの商品を開発し続けている、常に畑を耕す事を忘れない働き者。

  • 1975年「ポテトチップス」発売

コイケヤ

ポテトチップス量産に日本ではじめて成功したポテトチップス界の開拓者。ポテトチップス界では2番手イメージが強いものの、その勢力はカルビーに勝るとも劣らず、ポリンキーやスコーンなど、ポテトチップス以外のスナック菓子でも安定した人気を博しています。
デビュー作でもある「のり塩」の切れ味は他の追随を許さないクオリティを保ち、さらにカラムーチョブランドという精鋭部隊も所持している。自分の武器をよく心得ている武将タイプ。

  • 1962年「湖池屋ポテトチップス」発売

ヤマヨシ

ポテトチップス界の冒険者。発売当初は飛び道具的な印象が強かった「わさビーフ」でじわじわと威力を拡大し、90年代にはコイケヤカルビーに長らく独占されていたポテトチップス界に独自フレーバーという「個性」によって足場を築きました。
とにかく新商品開発のスピードが速く、「食べるラー油」「塩麹」「エッグベネディクト」など流行りものを取り入れるスピードも早い。けれどわさビーフ以外のフレーバーはほぼ再発売しないという刹那的なメーカーでもあります。
例外がセブンイレブンのPBシリーズから「厚じゃがポテト」を経て定番になりつつある「厚さ2.0倍シリーズ」。あえての定番フレーバーで「厚切り」をメインに押し出す、という目の付け所がヤマヨシらしい新鮮さで、その後明治、カルビーコイケヤと続く厚切りブームを作ったと思います。

明治

ポテトチップス界の一匹狼。明治のスナック菓子といえばカールというイメージが強い中、コンビニ棚の一角に「旬じゃが」シリーズなどのスティックタイプのポテトチップスと、厚切りの「じゃがまま」シリーズを切れ目なく送り出し続けています。
旬じゃがのギザギザポテトを三分割したような食べやすいサイズは明治独自のもので、比較的味が濃いフレーバーが多いのも特徴。シリーズ名はなぜかシーズン毎にかわり、「北海道ポテト」だったり「旬じゃが」だったりします。

ハウス食品

ハウス食品のスナック菓子といえばとんがりコーンという印象が強いですが、1990年代にオーザックという秘密兵器とともにポテトチップス界に参入。パブリング製法という独自の製法で作られているため、ポテトチップス原理主義者からはしばしばポテトチップスであるか否かという議論が起こることもありますが(あるのかな?)、発売後すぐに一定の信者を獲得し、コアながら安定した人気を博しているポテトチップス界の司祭的ポジション。

ヤマザキナビスコ

アメリカの菓子メーカー、ナビスコ山崎製パンの合弁契約(現在は山崎製パンの子会社)によって設立されたヤマザキナビスコは、同時にポテトチップス界と成型ポテトチップス界をつなぐ架け橋としての役割も持つポテトチップス界の外交官。
看板商品は1976年に発売された成型ポテトチップスの花形「チップスター」ですが、「ポテトチップス」シリーズや駅のキオスクなどで売られる「そのまんまポテト」など細切りポテトシリーズも充実しています。惜しいのはチップスターの影にかくれるポテトチップスシリーズの個性のなさでしょうか。

以上、すべて私の偏見に基づくもので申し訳ないですが、ともかくこのようにさまざまなキャラクターがコンビニのポテトチップス棚でせめぎ合っているというのが、ポテトチップス界の楽しいところだと思います。
他にもスーパーやコンビニのPB商品もありますが、その多くは上記のどこかのメーカーが作っていることが多いようです。


以上は「めしばな刑事タチバナ」の新刊に掲載されている「ポテトチップス紛争」回を読んだ感想として書いたものを加筆して転載しました。
たぶんこの日記を書いたのが、「ポテトチップス・ラブ」を作ったきっかけだった気がする。
d.hatena.ne.jp

*1:クリスマス島の塩味、塩キャラメル味、シュガーバターなどなど

ポテトチップスの「芋」のおいしさ/「今金男しゃく」を使用したポテトチップスのり塩

前回、私が思うポテトチップスのおいしさとは主に
・味のおいしさ
・味とカットの組み合わせのおいしさ
・できたてであること
・芋
の4ポイントだということを書いたのですが*1、つい先日、この4ポイントを抑えた満点ポテトチップスを食べてしまいました。
それが、湖池屋オンラインショップオープン記念*2に1000箱限定で発売された、北海道のブランドじゃがいも「今金男しゃく」を使用したポテトチップスのり塩です!

shop.koikeya.co.jp

かねてより、じゃがいものおいしさはポテトチップスのおいしさの重要な要素なんじゃないかと感じていましたが、新じゃがの季節にそれを感じるくらいで、「使用しているじゃがいもが違う同じポテトチップス」を食べ比べるチャンスというのはほとんどありませんでした。
それを湖池屋の“センター”である定番のり塩で確かめることができるという大チャンス! 即注文して届いて即食べたのですが、これがもうほんとうに、すごい、おいしかった…!!
そもそも湖池屋ののり塩というのは磨き抜かれた至高のポテトチップスなわけですよ。好みの味はいろいろあれど、カルビーのうす塩、湖池屋ののり塩、ヤマヨシのわさビーフがそれぞれのメーカーの「センター」であることは多くのポテトチップスファンが感じていることでしょう(たぶん)。そしてこのセンター陣の中では私は断然のり塩派なんです。湖池屋の特徴でもある香ばしいチップスに海苔の香りとしっかりとした塩味が絡む抜群のコンビネーション。
これ以上足すものも引くものもない、そう思っていました。
けれどこの今金男しゃくで作られたのり塩はすごかった…。まず芋の味が濃い。あと1000箱限定で購入ということはつまりできたてなわけですよ。できたてのポテトチップスにはなんか軽やかさみたいなものがあって、軽い、濃い、軽い、香ばしい…! みたいなおいしさの螺旋階段を駆け上がるかのようなうまさでした。通常ののり塩とも食べ比べてみたのですが、面白いくらい芋の濃さがぜんぜん違う。芋がかわるだけで、こんなに味って変わるんだ…ということに感動しました。
ほんと、このような機会をつくってくれた湖池屋さんには感謝してもしきれません。
というわけで「今金男しゃくを使用したポテトチップスのり塩」は

★★★★★満点!!です!!

期間限定の可能性

と、褒めちぎったところで既にこの限定のり塩は完売してしまっています。オススメしても食べてもらう機会がないし、自分もおかわりできないのはとても残念です。
でも、最近期間限定味も飽和状態というか、特に「すでにある料理」の再現形フレーバーがでまくっているという中で、この「定番味の芋を変えてみる」というのはとても新鮮な試みでした。
だからぜひ、今後も期間限定でこのような「いつもと違う芋」で定番を出して欲しいです。
コストがかかることなのでなかなか難しいとは思いますが、オンラインショップができたことで、今後そのような可能性も広がるんじゃないかな、とわくわくしています。

*1:あと揚げ方云々もあるけどそれはまた後日!

*2:ちなみにヤマヨシには以前からオンラインショップがありますが、カルビーは今年オンラインショップが閉店しています。