ポテトチップス・ラブ

ポテトチップスについてのブログです

富山県nomiの燻製ポテトチップスがおいしい!

富山県南砺市にある燻製料理のお店「nomi」のオリジナルポテトチップスがとってもおいしいです!

kinomi-inami.stores.jp

今回は「燻製ポテトチップス」と「Fのデュカ味」の2品を注文。
どちらも手作り系ポテトチップスにありがちな油っこさがなく、燻製の香りがとても上品。
「燻製ポテトチップス」は、厚切りのギザギザカットで芋の味を生かしつつ塩味はしっかりと濃い、お酒のおつまみにぴったりのおいしさでした。
「Fのデュカ味」もベースは「燻製ポテトチップス」で、味付けがnomiの自家製ブレンドの調味料「デュカ」味になっています。デュカはクミン、コリアンダー、ナッツ、塩の4種をベースにブレンドする調味料とのことですが、このポテトチップスでは特にクミンの香りと胡椒が印象に残る。ピリ辛スパイシーなのでこちらももちろんお酒に合います!


なんでも南砺市井波は彫刻の街ということで、彫刻を作る過程で出る木屑を使用して燻製をしているとのこと。ポテトチップスが送られてきた段ボールも緩衝材がわりに木屑が使われていて、清々しい良い匂いがしました。

燻製ポテトチップスといえばカルビーの「燻じゃが」もおいしいですが、
燻じゃががケトルフライ系のチップスでスッキリした燻製風味なのに対して、こちらはギザギザの厚切りカットで香りと味はよりまろやかに深く感じました。

こんなに美味しいのに今までノーチェックだったのが勿体無かった〜。
「酒と恋には酔って然るべき」の新刊(9巻)に登場していたのを見て注文したのですが、食べた瞬間酒恋に感謝しました。本当〜においしいので燻製好きにおすすめです!


「燻じゃが」についてはこちら
ichinics.hatenablog.com

2021年に好きだったポテトチップス・ベスト10!

2021年もたくさんの美味しいポテトチップスを食べてきましたので、今年も振り返りをやりたいと思います。

今年、特に印象に残ってるのは、湖池屋カルビーの呼応具合でした。特に湖池屋が60周年記念の「The のり塩」を出したのとほぼ同時期にカルビーは「CRAFT Calbee」を出しており、両方とも紙パッケージを採用していたのは、なんか偶然でそんなことある?って感じだった(のでどういうことだったのか気になります)。
カルビー&湖池屋の新作が美味しい! - ポテトチップス・ラブ

それから湖池屋秋のおたのしみ「ブランド芋比べ」と呼応する感じで、カルビーでも産地&じゃがいも品種を前面に出した「北海道じゃがいも物語」というシリーズが展開されました。ただ、関東の2作は食べたんだけど、地域限定のものも多く、全部を食べれてないのが残念です。

それから今年は湖池屋が日本酒とのペアリングポテトチップスを出してたのが嬉しかった。カルビーでもかっぱえびせんとお酒のペアリングをやっていて、そちらも気になっています。
昨年は家飲み需要で濃い味ポテトチップスがたくさん出ましたが、今年はどちらかというと家時間を楽しむためのという新商品が増えたように感じていて、このペアリング商品はその象徴のように感じました。

それから個人的には、カルビーのほんじゃが再発売にテンションが上がったのですが、かつて厚切りフラットだったほんじゃががギザギザになっていたので、ぜひ厚切りフラットでまた復活して欲しい…と思っています。

そんな1年のベスト10はこんな感じです!
※2021年に新発売になったもの限定のランキングです


10位 湖池屋「あわせて旨みがふくらむセット 未完成」


湖池屋オンラインショップで発売された日本酒とのペアリングポテトチップスです。セットに入っている日本酒は山城屋のスペシャルクラスというもので、ポテトチップスはなんとこのスペシャルクラス用に作られたという豪華さ…! 家飲み需要の高まってたところにこういう丁寧な新作が出たのが嬉しかった〜。ぜひまたやって欲しい。


9位 ヤマヨシ「肉厚わさビーフ


超厚切りに超こってりなわさビーフをベースとした醤油ソースのフレーバーが乗っており大変好みでした。特にこの厚切り!ヤマヨシの厚さ2.0倍復活を願う族として(これはギザギザなので2.0とは違うけど)その面影を感じることができて嬉しかったです。あとヤマヨシは醤油系フレーバー好みなことが多いのでこれも通常わさビーフよりハマりました。


8位 カルビー「サワクリ好きのためのTHEサワクリ味」


今年も「〜好きのための」シリーズはヒットが多かったのですが、個人的にこのサワクリ味でヒットだったのは、カルビーの最終兵器、フレーク状(ピザポテトのあれ)にサワクリフレーバーがトッピングされてたところです! 2013年の「ポテトチップスギザギザ うにのり醤油味リッチ」(うにフレーバーがフレーク状にトッピングされていた)の最高さを思い出し、またあれ出してくれないかな〜と思ったりもしました。割と定期的に思っています。


7位 湖池屋「じゃがいも心地 王道ポテトサラダ」


大好きじゃがいも心地シリーズの新作として春に登場し、おそらく今も定番の仲間入りをしている王道ポテトサラダ味。ポテトチップスってじゃがいもなのに、今までポテトサラダ味ってなかったのでは?発明では?という気持ちになりました。酸味系が定番になってくれるのも嬉しい。


6位 カルビーセブンプレミアム)「北海道産きたあかりのポテトチップス」


きたあかりの甘味をグランカルビー並の分厚さでぎゅっと味わえるシンプルに美味しいポテトチップス! 感動して友人にも配りました。セブンプレミアムで春頃に売ってたのですが、すぐ見なくなってしまった。また発売されて欲しいです。


5位 ヤマヨシ「北海道ホタテバター醤油味」


私は全フレーバーの中でもバター醤油味がベストに好きと言いつつ、バター醤油味のストライクゾーンは狭い感じなんですが(甘めの醤油味が苦手)、ヤマヨシの醤油味にはハズレがない気がします。絶品でした。ありがとうございます。


4位 カルビー「CRAFT Calbeeじゃがいもチップス 花藻塩味」


今定番になっていますが、一足先にオンラインショップで発売されたのを購入し、チップスに使用されているじゃがいもも食べることができたという体験込みで思い出深い新作でした。ぱりっと感のある厚切りチップスの食感が最高。特に花藻塩味は、食事の付け合わせにもいけるなというシンプルな美味しさでした。


3位 湖池屋「九州カラムーチョ 甘辛チリトマト 味」


阿蘇工場開業記念で発売された九州カラムーチョでしたがこの甘辛チリトマト、とにかくトマトのフレッシュ感が印象的で、今まで数多くのシリーズ作が出たカラムーチョながらこれは初体験のフレーバーでした。トマト系また出して欲しいです。
同時発売された九州すっぱムーチョを探し回ったのに結局見つけられず、食べられなかったのでまた再発売して欲しい…。


2位 カルビー「堅あげポテト チーズの焦がし醤油仕立て」


セブン限定の「堅つま」シリーズはおいしいのが多いんですけどこれは特に好みでした。チーズ、焦がし、醤油、全部好きだし、その期待にがっつり応えてくれる堅つまの安定感。今年1番お代わりしました。


1位 湖池屋「The のり塩


湖池屋の60周年新作! パッケージからして気合が入ってることを感じてめちゃくちゃわくわくした新作でした。そして湖池屋といえばやはりのり塩味なんですが、「湖池屋はおつまみから始まった」というキャッチコピーの通り、おつまみ系ののり塩を研ぎ澄ませた感じの、全方位隙のないうまさ。今年のベストはこれだなって最初に食べた瞬間から思いました。


2021年、改めて振り返ってみても、たくさんの意欲的な新作が出たのがとても嬉しいし楽しい1年でした。
フレーバーではホタテと塩麹が流行ってた印象。個人的にポテトチップスとカップラーメンは新フレーバーを取り上げるタイミングが重なることが多い気がしてカップラーメン棚もチェックすることが多いのですが、今年はあんまり重なってなかった気がします。

それから、年末にヤマヨシが「#これ推しヤマヨシ2021 」というタグでフォロワーに今年1年で特に好きだったポテトチップスを聞いてましたが、似たような問いかけがカルビー湖池屋アカウントからもありました。私が新作中心でランキングをやっているのは、毎年発売される新作たちが期間限定で終わらずまた復活して欲しいなと思っているからなので、こういったファンからの声が、新作が期間限定で終わるのではなく、また復活するきっかけになったりするのかな、なったら嬉しいなと思ったりもしました。
ポテトチップスラブ…!

カルビー&湖池屋の新作が美味しい!

ポテトチップスの新作が盛り上がる季節こと秋がやってきました!
そして、秋の開幕早々に、カルビー湖池屋からいくつか共通項のある、熱い新作「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」&「湖池屋 Theのり塩・The麹塩」が登場したので、まとめて紹介します!
結論から言うとどちらも最高におすすめです!

共通点

1つめの共通点は、どちらもクラフト紙っぽい手触りのあるパッケージを採用していること。じゃがいもに似合っててかわいくて最高!
2つめの共通点は、どちらもじゃがいものうま味を生かした厚切りであること!
私はとにかく厚切りに目がないのでこの厚切りブームは本当に嬉しいです。

同時期の新作にこういった共通点がありつつ、カルビーはパリッとしていてあっさりめ、湖池屋はザクッとしていて濃い味めという両者それぞれの個性もあるのも熱いですね。
以下、それぞれの詳しい感想です!

湖池屋『Theのり塩・The麹塩』(発売中)

まずは湖池屋『Theのり塩・The麹塩』!
湖池屋60周年を記念する新作とのことですが、これは創業ではなく1962年の「湖池屋ポテトチップス」発売60周年なのだと思います。
そしてこの湖池屋ポテトチップスの歴史を開いた味こそが「のり塩」!!
というわけで「Theのり塩から食べたんですが、これがもう本当においしい!
湖池屋のり塩の天才だと思います。
香り豊かかつ旨味のある海苔と唐辛子の絶妙なピリ辛感、そしてじゃがいものホクホクした甘味…!
おそらくでんぷん質の多いじゃがいもを使っているのか、ほんのり香ばしいチップスなのも嬉しい。
これは完全に買いだめ案件です。

「The麹塩」は、鯛(!)や鰹などの魚介の旨味に後からピリッと唐辛子を聞かせてくる感じ。
なんとなく、居酒屋とかで出てくる美味しい塩を思い出して居酒屋が恋しくなりました。
こっちも絶対お酒に合う。「湖池屋はおつまみから始まった」のキャッチコピーを見て、さすがですと頷いてしまう一品でした。

koikeya.co.jp



「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」、花藻塩味と、燻製チーズ風味(9/20全国発売開始)

カルビーからは「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」、花藻塩味と、燻製チーズ風味の2種が新発売!

ポイントは「皮を残した厚切り」であること…!
さらに通常のカルビーポテトチップスと比較して1.5倍の時間をかけて揚げているとのことで、少しケトルフライに近いパリッととした仕上がりになっているのかな、と思います。
じゃがいものすっきりとした旨味をあじわえる「花藻塩味」はシンプルに美味しく、生活に寄り添ってくれるポテトチップスという印象です。
食事の付け合せにも良さそう。
一方「燻製チーズ味」は、スモークチーズのこってりしたおいしさがシンプルポテトチップスに乗ってる感じで、ビールに合う!
同じチップスをベースにしながら全く異なる側面を見せてくれるのが、さすがだな〜と思いました。

www.calbee.co.jp

ところでCRAFT Calbee はオンラインショップの先行販売で購入したのですが、購入した後によく見たら、じゃがいもがついてくるキャンペーンをやってたみたいで合計4kg届くみたいなので、ちょっと動揺しています。カルビーのじゃがいもを食べられるのは嬉しいけれども、4kgはさすがに使いきれないので実家などにおすそ分けしようと思います笑


秋って少しずつ日が短くなるのを感じるたびに寂しくなる季節でもあるんですが、ポテトチップス界が盛り上がってくるのはやはり単純に嬉しくて、なんだかんだ、季節の移り変わりというのは良いものだな…と思ったりします。
ポテトチップスって本当に楽しいですね…!
(今の状況が落ち着いたら、いつか湖池屋阿蘇工場見学に行きたいです…)

2020年に好きだったポテトチップス・ベスト10!

年が明けてしまいましたが2020年のポテトチップスまとめです!

2020年は感染症拡大に伴う外出自粛などによって「家飲み」需要が高まったと言われていますが、その影響はポテトチップス界にも現れていました。
湖池屋STRONG系に代表される、濃い味チップスの台頭です。
湖池屋STRONGが順調に新作を繰り出す中、秋にはカルビーからも「濃旨POTATO」という新レーベルが登場し、ヤマヨシの極深なども参戦した濃い味ブームが巻き起こりました。
ただ、個人的にはちょっとチーズ系が多かったようにも感じます。自分はビール派なので、おつまみとしては、カルビー 堅あげポテトの堅つまシリーズや匠味シリーズを愛食しております。

個人的に嬉しかったのは、湖池屋じゃがいも心地の好調と、カルビーの厚切りレーベル、ザ・ポテトの定番化! フラット厚切りが定番化するまで、本当に長い道のりでしたね…。この流れにぜひヤマヨシも厚さ2.0倍で参戦して欲しいものです。

それでは、2020年に私がおいしかったポテトチップスベスト10を発表したいと思います。

10位:カルビーデリッシュタイム わさびクリーム風味」


カルビーの新レーベル、デリッシュタイムからでた「わさびクリーム風味」は、わさび&味噌&チーズという変化球な味付けながら、とても上品で美味しいポテトチップス でした。パッケージもかわいい。

9位:カルビー 「ザ・ポテト オニオンペッパー味」


カルビーの厚切りレーベル、ザ・ポテトの定番化は今年の嬉しいニュースでした。パリッと歯応えの良いチップスと爽やかな胡椒の風味がぴったりの、春らしいおいしいポテトチップス でした。

8位:YBC「アツギリ贅沢ポテト 3種の濃厚チーズ味」


今年の冬は3種もしくは4種とチーズの重ねがけがブームでしたがその先駆けがこのアツギリ贅沢ポテトだった気がします。これ、ピザポテトのチーズ感が好きな人も絶対好きだと思う。チェダー&ゴーダ&カマンベールの濃厚なチーズ味とアツギリ贅沢ポテトならではのぽくぽくしたチップスがベストマッチ。

7位:ヤマヨシ「閻魔の判決 業火の赤唐辛子味」


疲れがたまると辛さを求めるタイプなのですが、正直ポテトチップスを含むスナック菓子でちゃんと辛いのってなかなかないんですよね。しかし、この閻魔の判決は業火の赤唐辛子味という名前にしっかりと応えた辛さでした。プルダックとか好きな人が求める辛さに近いと思います。このくらいの辛さのポテトチップスが常に定番であって欲しい…。
スカッとする辛さが気に入って、かなりリピートしました。

6位:湖池屋「チーズムーチョ」


湖池屋のムーチョシリーズの新作はなんとチーズ! なんとなく濃い味を想像していたのですが、予想に反してほのかな甘みのあるチーズ味としっかり効いたレモンフレーバーで、爽やかなポテトチップスに仕上がっていました。
これはかなり新鮮なチーズ味。昨年のぺっぱムーチョのような意外性のあるおいしさでした。

5位:湖池屋ニッチリッチ 和牛とうにの炙り焼き味」


「素材のユニークな組み合わせ」をテーマにした湖池屋新レーベルから登場したこの和牛とうにの炙り焼き味、正直食べる前は「牛とうにって合うのかな…?」と思っていましたがこれが想像以上に素晴らしいコンビネーションでした。
うにって単独でフレーバーにするの難しい味だと思うんですけど和牛がしっかり支えててうにが映えるんですよ…。和牛とうにの炙り焼きって食べたことないけど絶対美味しいな、と思いました。

4位:カルビー 「辛いピザポテト」


ピザポテトももちろん美味しいんですけど、個人的にはちょっとパンチが欲しいなあと思うこともあるので、この辛いピザポテトは「これだ!」って感じのおいしさでした。ピザポテト派生のシリーズでは1番好きです!

3位:カルビー「燻じゃが」(北海道限定)


一度ベスト10に入れたものは入れない方針なのですが、今年は家飲みが多かったせいで燻じゃがをかなり通販しまして、おそらく最も食べたポテトチップスになったのでランクインです。お酒のおつまみ用ポテトチップスとしては一番好き。北海道限定なので通販するときにかなりまとめ買いする必要があるんですが、あっという間に食べてしまいます。
item.rakuten.co.jp

2位:湖池屋「本素揚げPOTATO カンポート産塩漬け生ペッパー付き」(オンラインショップ限定)


今年のカルチャーショック賞は湖池屋オンラインで購入した「本素揚げPOTATO カンポート産塩漬け生ペッパー付き」です。味付けなしの本素揚げPOTATO自体も、じゃがいもの素朴な甘さを味わえるおいしいポテトチップスなのですが、添付資料の通り、本素揚げチップスを食べてから、添付の生ペッパーを口に入れて一緒に食べると、がらりと味が変わるんですよ。
なんというか、弾けるような胡椒の香りが鼻先に抜けていくことで、じゃがいもの甘さがより引き立つ感じです。これはもう体験型のポテトチップスだなと思いました。
生胡椒味といえば昨年の「ぺっぱムーチョ」ですが、その原点にこの食べ方があるんだな、と思いました。
難を言えば、生ペッパーは1袋で届くため、お裾分けとかしにくいので、これが小分けになってたら最高なのになと思いました。

1位:湖池屋「じゃがいも心地 ブランド芋くらべ」(シリーズ)


昨年の1位「北海道ブランドいも食べ比べ」シリーズが今年も復活し、2年連続の1位です。ただ、連続とはいっても、今年は味付けも違うし、昨年は全3種だったところ、全4種での新登場というパワーアップ具合!
今年は「塩味」をベースにそれぞれの芋を引き立てる味付けとなっており、より芋の味を食べ比べが楽しいシリーズとなっていたのですが、中でも特に気に入ってリピートしたのは、「きたかむい」と新登場の「サッシー」です。
どちらも噛むほどにしみじみとおいしくて、余韻をいつまでも味わっていたいのについ手が伸びる。こんなポテトチップスが食べてみたかった…って思うようなおいしさでした。いつかそれぞれの芋自体も食べてみたいなと思います。
ichinics.hatenablog.com


2020年は色々と気持ちの晴れない日々が続きましたが、そんな中でも、ポテトチップスの新作が出ると毎回わくわくできて、本当にポテトチップスは私の生活の楽しみなんだなあと思ったりしました。

最後に番外編で今年の思い出作として「湖池屋 海苔がないのに海苔の味がする のり塩味」を挙げたいと思います。

これ1月なんですよね。
湖池屋がこういうおもしろ路線を出すのはちょっと久しぶりだったのと、こういう飛び道具みたいなポテトチップスは春以降なかなか出なかったので、2020年を振り返りながら、ああこれは1月だなあと思ったポテトチップスでした。

来年はどんなポテトチップス界になるのでしょうか?
とても楽しみです。ポテトチップスラブ!

コンソメパンチパウダーを使用した自宅でできる夢コラボ!

カルビーポテトから発売されている冷凍フライドポテト「北海道フライドポテト ポテチカット」から、先日コンソメWパンチのパウダー入りの新商品が発売されました。

www.calbee.co.jp


そのまま冷凍フライドポテトに振りかけて、コンソメWパンチ味を楽しむことができる…というものですが、
せっかくのパウダー、活用しない手はありません…!



と言うわけで、セルフコラボ商品の制作をしてみました。

パウダーを生かすなら、まずは味付けのされていないポテトチップス が必要です。
そして最近は湖池屋が定期的に、素揚げや食塩不使用ポテトチップスを発売しているんですよね。
これは大チャンス…!

まずは、先日発売された「湖池屋プライドポテト 今金男しゃく 食塩不使用」で、湖池屋カルビーのコラボ作を試してみたいと思います。

まずは普通に「湖池屋プライドポテト 今金男しゃく 食塩不使用」を食べます。
とっても美味しい…。
原材料に昆布とあるのでおそらくうま味的なものは追加されているのだと思いますが、あくまでも素材の味を邪魔しない程度に留められており、揚げたてのポテトをそのまま食べているかのような、止まらないおいしさがあります。

つい勢いで2/3くらい食べてしまいましたが、少しだけ残して、パウダーを投入!

「北海道フライドポテト ポテチカット」に添付されているパウダーは十分な量が入っていますが、残りのチップスに合わせて2,3振り(こさじ1/2程度)にとどめます。

あとは袋を振ってパウダーを絡めれば、夢の湖池屋プライドポテト今金男しゃくカルビーコンソメWパンチ味」の完成です!

いざ実食…!

結論を言うと、すごい美味しいですが、やはりポテトチップスのフレーバーにはそれにあった芋と言うのがあるのかな、と思いました。

今金男しゃくはとても芋の味が濃いので、コンソメパンチのジャンク感とあまり噛み合っていないというか、マイナスにはならないけどプラスとプラスの主張でちょっと強い、と感じました。
パウダーはかなり控えめに振ったので、味が濃いと言うのともちょっと違うと思います。

おいしいとおいしいを組み合わせたらおいしい、には変わりないけど、もっとおいしいになるかどうかにはやはり素材にあった味、味にあった素材があるのかなあ、なんて思いました。

しかしこのコンソメWパンチパウダーは最高に楽しいのでおすすめです。
スーパーの冷凍食品コーナーに売っています(冷凍フライドポテトももちろんうまいです)。

今度は、湖池屋オンラインショップで買った素揚げポテトで自宅コラボをしてみようかなと思っています。

今年も最高!湖池屋「ブランド芋くらべ」シリーズがおいしい

昨年末、衝撃とともに感動をもたらしてくれた湖池屋の「ブランドいも食べ比べ」シリーズが、なんと今年も登場!名前を「ブランド芋くらべ」シリーズと改め復活しました!ありがとう湖池屋…!

ラインナップされているブランド芋も、昨年は「スノーマーチ」「ひかる」「きたかむい」の3種類でしたが、今年は「サッシー」が加わった全4種!
10月に第1弾となる「スノーマーチ」「ひかる」が発売され、今月に第2弾「きたかむい」と「サッシー」が発売になりました。

前回は、それぞれの芋にあったフレーバーが選ばれていたように思いますが、今回は塩味を基本にした、より芋自体の比較がしやすいシリーズになっている気がします。

第1弾(すでに売り切れている店舗もあるかもしれません)


1)JAきたみらい産「スノーマーチ 平釜の塩」

芋くらべシリーズで最も特徴がわかりやすいのはこのスノーマーチだと思います。
とにかくパリッとしていて歯応えが良いんですよね。密度が濃い芋なんだと思います。そしてこの芋のほのかな甘さにはさっぱりした味がよく似合う!


2)JA士幌産「ひかる 焼塩」

ひかるはスノーマーチと正反対と言ってもいいほど、ほろっと溶ける食感が印象的。チップスの色も黄色くて、ほくほくした味わいが見た目からも伝わってきます。
前回のバター味も美味しかったけど、焼塩味になったことでより芋自体の甘さが際立ったような気がしました。シンプルな味付けのコロッケを食べているみたい。

第2弾(現在発売中!)


3)JAようてい産「きたかむい 野菜だし塩」

昨年も塩と野菜の味付けだったきたかむいですが、今回もその路線を守った味つけで、美味しい野菜スープのうまみとポテトチップスの香ばしさが共存している、奇跡のような味わいになっています。
余韻が驚くほど甘くて、後味を楽しみたいのに次の手が伸びてしまう…。


4)JAびほろ産「サッシー 黒こしょう」

湖池屋の工場直送便にも使用されたことがあるサッシーは、フランス原産で、なんとポテトチップス用に開発された品種なのだそうです。
じゃがいも心地では初登場ですが、ほくほくとした芋の味わいを、控えめな黒こしょう味が引き立てていて、噛むほどにしみじみとおいしい。さらに遅れて、サツマイモのような甘さがほのかに残ります。
まるで揚げたてのポテトチップスを食べているような香ばしさもあって、こんなポテトチップスが食べたかった……!と感動してしまいました。


以上4種類を食べ比べてみましたが、今回は第2弾のきたかむいとサッシーが甲乙つけがたいくらい好みでした。
最初にサッシーを食べて、これは!とすぐさま買い足しに行ったのですが、翌日きたかむいを食べて、なんてこった!と再び買い足しに行きました…。

「ブランド芋くらべ」が伝える芋の力

「ブランド芋くらべ」シリーズの魅力は、芋の味わいがダイレクトに伝わってくるじゃがいも心地の厚切りチップスで、芋の違いによる味わいの変化を楽しめることだと思います。
ポテトチップスを通して、じゃがいもが品種によってこんなにも違うことを知れるなんて、ポテトチップスファン冥利に尽きる面白さです!

フレーバー、カット法、揚げ方と、ポテトチップスの魅力を引き出す方法は様々ですが、その基本にある、芋の力の大きさを改めて痛感したシリーズでした。
ありがとう湖池屋…。たくさん食べます!!!

昨年の食べ比べシリーズについてはこちら↓
ichinics.hatenablog.com

2019年に好きだったポテトチップス・ベスト10!

2019年に好きだったポテトチップス・ベスト10!


今年のポテトチップスはとにかく「フラット厚切りブーム」でした。湖池屋の「じゃがいも心地」シリーズのヒットを受けてか、カルビーも「ザ・ポテト」を出し、ヤマヨシも単発ではありますがフラット厚切りを出しました。フラット厚切りは私が最も好きなタイプのチップスなんですが、これまでコンビニで安定供給される定番になったことが(私の記憶する限り)なかったので、まさかこんな時がくるなんて…と感慨もひとしおです。
その他にも、今年は私好みのポテトチップスが本当にたくさんあり、ベスト10を決めるのがすごく難しかった(嬉しい)。
そんな中、私の中でヒットだった10作を振り返ってみたいと思います。

10位 ヤマヨシ/うにまみれ味

今年の春に発売するや否や品薄となったヒット作。
うにせんべいを食べてる時、うにパウダーがたくさんついてるところに当たると得した気持ちになるじゃないですか。このうにまみれ味はまみれというだけあって、全部あたりみたいなチップスだったので嬉しかったです。

9位 カルビー/ポテリッチ 贅沢海老と炙りチーズ味

炙りチーズの香ばしさと、その奥に漂うほんのり伊勢海老の風味の相性が最高なあとを引く系ポテトチップス。お代わりしました。冬のパーティーシーズン用なので量も多め。新作なのでまだ買えると思います。

8位 湖池屋/じゃがいも心地 バジル&ピールの清涼仕立て 味

今年のじゃがいも心地は本当名作揃いでしたが、これは夏のポテトチップスの名作だったと思う。バジルの風味とレモンでさっぱりとしているのに、じゃがいものほくほくした後味もあるんですよね。天気の良い日に食べたくなる味。

7位 カルビー/ポテリッチ サワークリーム&チリ味

もともとサワークリームオニオン味がとても好きなのですが、これは好みど真ん中のサワークリームオニオン味という感じでした。多分個人的には甘めの味付けがあまり好みではな炒め、このサワークリーム&チリ味の「チリ」の部分がとても好みに合っていたのだと思います。また出して欲しいなー!

6位 YBC/アツギリ贅沢ポテト 日向夏

これまでは、ポテトチップスの夏向け商品って「梅」や「辛さ」を押し出したものが多かったのですが、今年は8位のバジル&ピールに続いてこの日向夏味もとても新鮮な、夏らしいポテトチップスだったなと思います。とがっていなくて柔らかい酸味がこのアツギリ贅沢ポテトのチップスにぴったりでとても好みのポテトチップスでした。来年の夏も出して欲しいな。

5位 湖池屋/じゃがいも心地 有明海の恵み 焼き海苔 味

大好きなじゃがいも心地がついに出したのり塩味ですよ。湖池屋の伝家の宝刀でもあるのり塩味が美味しくないわけがない! これは冬(現在)の定番ラインだと思うのでまだ売っていると思います。5回はおかわりした。本当においしい、好みど真ん中ポテトチップスです。それなのに5位なのは今年は本当に名作揃いだったから…。

4位 カルビー/堅あげポテト 海苔薫るカリカリチーズ味

タイトルからしてこんなの美味しくないわけがない。イメージする美味しさがそのままパッケージされてる感がある最高のおつまみポテトチップスでした。カリカリチーズの感触が堅あげポテトの食感とベストマッチで天才の作品だった。明らかに美味しそうだからかあっという間に店頭から消えてしまったのが寂しい。ぜひ再発して欲しいです。

3位 湖池屋 三方原ポテトチップス

オンラインショップ限定の新作ポテトチップス。不勉強ながら「三方原馬鈴薯」のことをこれで初めて知ったのですが、本当に1枚食べてわかるほどの甘さがあって、芋でこんなに変わるのか、という感動を改めて感じることができました。これは本当に美味しかったのでぜひ来年もやって欲しいです。
ichinics.hatenablog.com

2位 湖池屋/ぺっぱムーチョ

今年はムーチョ系の新作も次々発売されて「シームーチョ」などもすごく美味しかったのですが、初めての味わいだったこの「ぺっぱムーチョ」を2位に選びたいと思います。凍結乾燥製法のグリーンペッパーを粉砕したフレッシュ感…と書いてあるんですが、ほんと胡椒味とは全然違う爽やかさで、生胡椒というものにも興味が出てきました。パッケージが可愛いのもいい。

1位 湖池屋/じゃがいも心地 「北海道ブランドいも食べ比べ」シリーズ

今年は本当にじゃがいも心地 快進撃の1年だったと思います。その極め付けがこの「北海道ブランドいも食べ比べ」シリーズでした。
オンライン限定商品で「今金男しゃく」や「三方原馬鈴薯」の美味しさを教えてくれた湖池屋が、今度はコンビニ向け商品で同時に、芋の食べ比べができるシリーズを出すという意欲作。
同じカットだからこそ「芋の銘柄でこんなに食感が変わるんだ」という驚きがあったし、それぞれの芋の魅力を引き立てる味付けにも納得するばかりで、本当に楽しかった。長年ポテトチップスのファンですがこんな機会がやってくるなんて思いませんでしたよ。ありがとう湖池屋…という気持ちです。
ichinics.hatenablog.com



改めて振り返ってみても、今年は複数回リピートしたお気に入りのポテトチップスがたくさんあった幸せな1年だったなーと思います。
「夏向けポテトチップス」でこれまでになかったフレーバーの方向性が出てきたのもワクワクしたし、長年フラットの厚切りに定番ができることを願っていたファンとしてじゃがいも心地の快進撃は夢のように嬉しい出来事でした。
ヤマヨシもそろそろ厚さ2.0倍シリーズを復活させる頃合いではないでしょうか…(言い続けている)
今年は食べたポテトチップスをできるだけTwitterにメモするようにしたので振り返りが楽でした。これは今後も続けていきたい所存。
来年もおいしいポテトチップスにたくさん出会えますように!
ポテトチップスラブ…!

昨年のまとめはこちら
ichinics.hatenablog.com